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税金

年収800万円の税金はいくら?手取り額の目安と負担の内訳をわかりやすく解説

2026年6月26日 金曜日

国税庁が発表している「令和6年分 民間給与実態統計調査」によると、2024年における日本の平均年収は478万円でした。
男女別で見ると男性587万円、女性333万円。
雇用形態別で見ると正社員(正職員)545万円、正社員(正職員)以外は206万円となっており、いずれも対前年比で2.2〜5.5%増加しています。

この状況を鑑みると、年収800万円は、日本全体で見るとかなり高い水準に位置しているといえます。
年収800万円を目標に仕事を頑張っている、という方もいらっしゃることでしょう。

しかし、実際に年収800万円に到達してみると、「思ったより手取りが少ない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
その理由のひとつが、所得税や住民税、社会保険料などの負担です。

この記事では、年収800万円の人がどのくらい税金を支払っているのかを初心者にもわかりやすく整理し、将来の資産形成に役立つ考え方まで解説します。
年収800万円を目指して頑張っている方の予習としてはもちろん、すでに年収800万円に到達しており、意外と手取りが少ないことに困っている方もぜひご覧ください。

年収800万円の手取りはいくら?

年収800万円と聞くと「かなり余裕がありそう」と感じるかもしれません。
しかし実際には、税金や社会保険料が差し引かれるため、自由に使えるお金は想像よりも少なくなります。

まずは手取りの目安を確認しましょう。
一般的な会社員(独身・扶養なし)の場合、年収800万円の手取りはおおよそ580万〜620万円程度が目安です。
つまり、年間で約180万〜220万円ほどが税金・社会保険料として差し引かれている計算になります。

月額ベースで見ると以下のイメージです。

項目金額目安
額面月収約66万円
手取り月収約48〜52万円
ボーナス後の年間手取り約580〜620万円

※居住地・扶養人数・企業の福利厚生などにより変動します。

実は、年収800万円前後は、所得税率や社会保険料負担が大きくなり、「収入増=そのまま手取り増」になりにくいゾーンともいわれています。

年収800万円でかかる主な税金の種類

年収800万円の会社員が負担するお金は、大きく「税金」と「社会保険料」に分かれます。
それぞれの特徴を理解することで、給与明細の見方もわかりやすくなります。

所得税

所得税は、1年間の所得に対して国へ納める税金です。
日本では「累進課税制度」が採用されており、所得が高いほど税率も上がります。

年収800万円の会社員の場合、給与所得控除や基礎控除などを差し引いた後の課税所得は、おおよそ500万円前後になるケースが一般的です。

その場合、所得税率は20%が適用されます。

ただし、実際には段階的に税率がかかるため、単純に「800万円×20%」ではありません。
控除後の実際の所得税額は、概ね40万〜60万円程度になることが多いでしょう。

住民税

住民税は、都道府県・市区町村へ納める地方税です。
前年の所得に応じて課税されます。

住民税の税率は基本的に一律10%です。
年収800万円の会社員では、住民税は年間50万〜60万円程度になるケースが一般的です。

所得税と異なり、住民税は税率が大きく変わらないため、収入増加に応じて比較的そのまま負担額も増えていきます。

社会保険料

税金以上に負担が大きいのが社会保険料です。
主な内訳は以下の通りです。

  • 健康保険
  • 厚生年金
  • 雇用保険
  • 介護保険(40歳以上)

会社員の場合は会社と折半になりますが、それでも年収800万円では年間約110万〜130万円程度が差し引かれるケースが一般的です。

特に厚生年金の負担割合は大きく、給与が増えるほど保険料も上昇します。

年収800万円でも「お金が貯まりにくい」理由

年収800万円は高収入層に入りますが、「生活にそこまで余裕を感じない」という声も少なくありません。
その背景には、税負担以外にもさまざまな要因があります。

まず大きいのが、可処分所得の伸びに対して支出も増えやすい点です。

例えば、

  • 都心部で家賃の高いエリアに住む
  • 外食や旅行などの支出が増える
  • 教育費や住宅購入費が重なる
  • 老後資金への不安が出てくる

など、ライフステージに応じて固定費が上がりやすくなります。

また、年収800万円前後は「児童手当の制限」や各種優遇制度の縮小対象になることもあり、実質的な負担感が強くなるケースもあります。

そのため、「収入を増やす」だけでなく、「どう資産を積み上げるか」が重要になってくるのです。

年収800万円の人が考えたい資産形成と不動産投資

税金の負担が大きい年収帯だからこそ、将来を見据えた資産形成の重要性は高まります。
その選択肢のひとつとして、不動産投資を検討する方も増えています。

ただし、注意したいのは「不動産投資=大きな節税」という考え方です。

以前は節税目的で不動産投資が注目される場面もありましたが、現在は税制改正や融資環境の変化もあり、過度な節税効果を期待して不動産投資を検討すると「思ったより節税できない……」となってしまう恐れが高まっています。

特に、都心部の新築・駅近マンション投資は、資産価値や安定需要を重視する商品性であり、「大きく税金を減らす」というよりも、

  • 長期的な資産形成
  • 将来の家賃収入
  • インフレ対策
  • 老後資産の準備

といった目的で考えることが重要です。

東京都心部の単身者向けマンションは、人口流入や賃貸需要が比較的安定しているため、中長期で安定運用を目指しやすい特徴があります。
給与収入だけに依存せず、将来に向けて資産を分散していくという意味でも、不動産投資は選択肢のひとつになるでしょう。

まとめ

年収800万円でも、所得税・住民税・社会保険料などによって、実際の手取りは600万円前後になるケースが一般的です。
特に社会保険料の負担は大きく、収入増加ほど手取りが増えにくい年収帯ともいえます。

だからこそ、日々の支出管理だけでなく、将来を見据えた資産形成の視点が重要です。

不動産投資も「節税ありき」ではなく、長期的に資産を積み上げる手段として、自分に合った形で検討することをおすすめします。