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【株式投資】初心者はいくらから株を始めるべき?少額投資の方法や相場を解説

2024年2月9日 金曜日

代表的な投資方法のひとつ、「株式投資」。
選ぶ銘柄によっては株主優待や配当金を得ることができるなど、さまざまな魅力を備えた投資方法です。

そんな株式投資に投資初心者がチャレンジする場合、いくらから始めればいいのでしょうか。

答えは【まずは数千円~数万円の少額から始め、場数を踏んだうえで徐々に投資額を上乗せする】です。

「でも、株式は100株単位でしか売買できないのでは?」
「株式投資を始める際には、ある程度まとまった自己資金が必要と聞いたけど……」

そう思った方もいらっしゃるかとは思いますが、実は、少額からでも株式投資を始める方法がいくつか存在するのです。
この記事では、投資初心者におすすめの「少額株式投資」について解説します。

初心者が株式投資を少額で始める4つの方法

初心者が株式投資を少額で始める方法は、主に以下の4つです。

  • 1株あたり数百円の銘柄を購入する
  • 単元未満株を購入する
  • 金額指定で株式を購入する
  • 株式累積投資を活用する

1株あたり数百円の銘柄を購入する

冒頭でもお伝えしたとおり、株は基本的に「1単元=100株」で売買されています。

かつては銘柄ごとに1株や1,000株のように売買単位が異なっていましたが、投資家の利便性向上を目的に、2018年10月より「1単元=100株」として統一されました。
そのため、1株1,000円の銘柄であれば「1,000円 × 100株 = 10万円」、1株3万円の人気銘柄であれば「3万円 × 100株 = 300万円」が必要となり、「株式投資にはまとまった自己資金が必要」という認識が広まったのです。

初心者がいきなり10万円超を投資するのはリスクが高いため、最初は1株あたり数百円の銘柄を購入するのもひとつの手段です。
1株500円以下の銘柄であれば、たとえ100株購入したとしても投資額を5万円以内に収めることが可能ですよ。

単元未満株を購入する

少額で株式投資を行いたいのであれば、「単元未満株」の購入もおすすめです。

単元未満株とは、その言葉通り「1単元未満の株」のことです。
「ミニ株」と呼ばれることもありますが、証券会社によっては「S株」や「プチ株」のように独自の名称がつけられていることもあります。

単元未満株を利用すれば「1単元=100株」と定められている銘柄であっても1株や10株から購入することができますので、ユニクロを経営するファーストリテイリングのように、1株7万円以上(2022年6月時点)もする高額な銘柄にもチャレンジすることが可能です。
少額で複数銘柄を購入することもできますので、分散投資によってリスクを抑えることも期待できます。

ただし、単元未満株を購入する場合、

  • 単元未満株に対応していない証券会社・銘柄がある
  • 通常の株式売買に比べて手数料が高い傾向がある
  • 株主優待はもらえないことが多い

といった点には注意が必要です。

金額指定で株式を購入する

証券会社によっては、株単位ではなく金額指定で株式を購入できるものもあります。
金額指定の場合、1銘柄あたり100円~で購入できることが一般的です。

金額指定で株式を購入すると、「複数銘柄を1万円ずつ買う」といった等金額投資も可能になるため、より自由度の高い株式投資が実現できます。

ただし、こちらも単元未満株同様、

  • 金額指定に対応していない証券会社・銘柄がある
  • 通常の株式売買に比べて手数料が高い傾向がある
  • 株主優待はもらえないことが多い

などの注意点がありますのでご留意ください。

株式累積投資を活用する

株式累積投資(「るいとう」とも)とは、指定した銘柄を毎月決まった金額購入し続ける投資方法です。
一般的には1万円~で購入することができ、1,000円単位で調整することが可能です。

単元未満株や金額指定と似ていますが、株式累積投資には「単元株数への到達を目指し、毎月コツコツと一定額を購入していく」という特徴があります。

継続して購入した結果、単元株数に到達することができれば、その時点で議決権や株主優待といった権利を得ることができますよ。

少額株式投資のメリット・デメリット

初心者でも気軽に、リスクを抑えて始められる少額株式投資。
そんな少額株式投資のメリット・デメリットは以下のとおりです。

少額株式投資のメリット

少額株式投資のメリットは、大きく以下の4つです。

  • 少ない自己資金でも始められる
  • 低リスクで始めることができる
  • 株価が高い人気株も購入しやすい
  • 複数銘柄に分散投資できる

初心者がいきなり数十万、数百万円を投資するというのはハードルが高いため、「数千円や数万円から始められる」という点は大きなメリットでしょう。

また、

  • 投資金額が少なく、万が一元本割れしたとしても痛手が小さい
  • 人気銘柄(=将来性が見込める銘柄)も購入できる
  • 分散投資ができる

などの理由から、最大限リスクを抑えたうえで株式投資を始めることができます。

少額株式投資のデメリット

一方で、少額株式投資には以下のようなデメリットが考えられます。

  • 短期間で高いリターンを得ることが困難
  • リアルタイム取引ができない場合がある
  • 株主優待などの権利を受けられないことが一般的
  • 手数料が割高になりがち

少額株式投資は、いわゆる「ローリスク・ローリターン」の投資方法です。
そのため、短期間で高いリターンを得ることはまず難しいでしょう。
一般的な株式投資に比べてリターンが小さい一方で手数料は割高なため、利益が少なくなることも考えられます。

また、単元株数に満たしていない場合は株主優待や議決権といった「株主の権利」を受けることができない場合がほとんどです。
株主優待に魅力を感じて株式投資を検討しているのであれば、1株あたりの単価が安い銘柄を選んで1単元以上を購入することをおすすめします。

まとめ

数千円~数万円でも始めることができ、初心者でも低リスクでチャレンジできる少額株式投資。
まずは少額から株式投資を始め、場数を踏んで勉強を重ねたうえで徐々に投資額を増やしていけば、大きな失敗をしてしまうリスクを避けることができるでしょう。

ちなみに、「自己資金が少ないために株式投資に踏み切れない」という場合には、不動産投資という手段もおすすめです。

ローンを活用できる不動産投資であれば、レバレッジ効果が高く、少ない自己資金でも大きなリターンを得ることが期待できます。
フルローンを活用すれば自己資金ゼロでも不動産投資を始めることができますので、自己資金に懸念がある方は、不動産投資も選択肢のひとつとしてご検討ください。