「不動産投資にはまとまった額の自己資金が必要」
「自己資金が少ないから、まだ不動産投資は始められない」
もしそんな風に考えている方がいたら、ぜひこの記事をご覧ください。
実は、不動産投資は、自己資金がゼロでも始めることができるのです。
早速、その方法を見ていきましょう。
通常、ローンを組む際には物件価格の1~2割程度を頭金として準備しなければなりませんが、頭金を必要としない「フルローン」というものもあります。
フルローンを活用すれば、物件購入費用をすべてローンで賄うことができるので、自己資金ゼロでも不動産投資を始めることが可能です。
ただし、フルローンには、
という注意点もあります。
フルローンを組むためには、物件の収益性が極めて重要なポイントとなります。
審査の際には、物件の資産価値や利回りが十分に高く、月々の返済には問題がないことをしっかりアピールすることが大事です。
フルローンを活用し、自己資金ゼロで不動産投資を始める場合、以下の注意が必要です。
突発的な修繕やリフォームなど、不動産投資には予期せぬ出費がつきもの。
加えて、空室が続き、家賃収入が減った際の管理費用なども備えておく必要があります。
そのため、自己資金ゼロで始めるとはいえ、必ずある程度の金額は手元に置いておくようにしましょう。
続いて、自己資金ゼロでも不動産投資を成功させるポイントを見ていきましょう。
これら3つのポイントを抑えておくだけで、自己資金ゼロの不動産投資でも成功率がグッと高まりますよ。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
繰り返しになりますが、必ず一定額の現金は手元に残しておき、予想外の出費や空室に備えておくこと。
自己資金ゼロの不動産投資を成功させるために、これは決して欠かせないポイントです。
いかに魅力的な物件であっても、すぐに修繕やリフォームが必要になる場合は購入を見送りましょう。
フルローンでまかなえるのは、あくまで「物件価格」のみ。
修繕やリフォームにかかる費用は対象外となり、手元の現金から捻出しなければなりません。
初っ端から虎の子の現金を持ち出してしまっては、先々立ち行かなくなってしまう恐れがありますので、初期費用が必要となる物件には手を出さないようにしましょう。
余裕をもったキャッシュフローは投資の際の基本ですが、自己資金ゼロで臨む場合には、より一層余裕あるキャッシュフローを心がけましょう。
フルローンは金利相場が高く、借入金額が多い分利息も高くなるため、ただでさえキャッシュフローが苦しくなりがちです。
そのため、通常の不動産投資よりもさらに入念な物件選びとシミュレーションを行い、無理のないキャッシュフローを構築することが重要です。
「自己資金ゼロでの不動産投資はリスクが高い」というのが通説ですが、注意点を理解し、成功ポイントをしっかり理解しておけば、必要以上に恐れることはありません。
不動産投資を始めたいのに自己資金が十分でない方、自己資金ゼロで投資を始めてレバレッジ効果を最大限に高めたい方は、フルローンの活用を検討してみてはいかがでしょうか。