「借金＝悪」とは限らない！良い借金と悪い借金の考え方

世間一般的には、「借金＝悪いもの・してはいけないもの」と思われがちですが、果たして本当にそうでしょうか？
実は、借金には「良い借金」と「悪い借金」があるんです。

この記事では、それらの違いについて解説します。

将来性のない無計画な借金は「悪い借金」

お金の使い方は、大きく以下の2つに分類することができます。

• 日々の生活を成り立たせるための支出＝「消費」
• 将来的にお金を生み出すための支出＝「投資」

消費には、日々の食費や生活費、水道光熱費といった「生活のために最低限必要なもの」も多いですが、贅沢品の購入や遊興費なども含まれています。
こうした「贅沢消費」が必要以上に嵩んでしまうと、家計を大きく圧迫し、借金に繋がってしまう恐れがあります。
贅沢消費による無計画な借金は、残念ながら「悪い借金」であると言えるでしょう。

計画的な投資のための借金は「良い借金」

一方の投資は、より豊かな将来のための借金と言えます。
しかし、投資だからすべてが「良い借金」かというとそうでもありません。

「良い借金」であるためには、

• 借入金利よりも、投資による期待利回りのほうが高い
• 借入金利が市場金利の相場から乖離していない
• 返済見込みが現実的である

の3条件を満たしている必要があります。
それぞれについて見ていきましょう。

借入金利よりも、投資による期待利回りのほうが高い

投資による期待利回りが借入金利を上回っていると、日々のキャッシュフローを黒字にすることができます。
日々のキャッシュフローが黒字であれば、スムーズに借金を返済することができ、借金の元本を減らしてより黒字を大きくすることができます。

借入金利が市場金利の相場から乖離していない

たとえ期待利回りが借入金利を上回っていたとしても、借入金利が市場金利の相場から大きく乖離していては、無駄に借金が嵩んでしまいます。
不動産投資ローンの金利相場は比較的低めではありますが、実際の借入金利は諸条件によって変動します。
できる限り有利な金利で借入できるよう、経験豊富な不動産会社にもアドバイスをもらいながら融資審査に備えましょう。

返済見込みが現実的である

借金のゴールは「完済」です。

よって、確実に返しきれる見込みがあるということが「良い借金」の必須条件となります。
どれほど期待利回りが高くても、借入金利が安く抑えられても、完済までの具体的な道のりが見えていなければ意味がありません。
返済金の大半を他の投資の利益に頼りきるなど、不測の事態に対処しづらいキャッシュフローを組むこともあまりおすすめできません。
「良い借金」をするには、確実かつ現実的に返済できる範囲で借入することが重要です。

良い借金をするなら不動産投資がおすすめ

それでは、「良い借金」をするためには、どのような投資方法を選ぶのがいいのでしょうか。

一番のおすすめは、やはり不動産投資です。
不動産投資であれば、

• 選択肢が多いため、しっかり探せば借入金利を上回る期待利回りの物件・不動産投資手法を見つけることができる
• 不動産投資で用いる「不動産投資ローン」は比較的金利相場が安い
• 物件選びにさえ失敗しなければ、長期的に安定した収入を見込むことができ、借金の返済見込みが高い

などの理由から、投資を「良い借金」にしやすいためです。

まとめ

今回は「良い借金」と「悪い借金」について解説してきました。
「借金＝悪」という概念は覆されましたでしょうか？
とはいえ、いくら不動産投資であっても、タッグを組む不動産会社によって「借金」の質は大きく変動します。
残念ながら、物件が持つリスクを隠し、相場以上の金額で不動産投資家に売りつけようとする悪徳不動産会社もいます。
不動産投資を「良い借金」にし、より豊かな将来のための借金にするためにも、信頼できる不動産会社をパートナーに選ぶようにしましょう。