「身体的な労働を伴わず、保有している何らかの資産から得る所得」を意味する不労所得。
「(実際にそうとは限りませんが)働かずとも手に入れられるお金」というイメージが強く、不労所得に強い憧れを持つ方も多いことでしょう。
副収入としてはもちろん、万が一働けなくなった時や老後の備えとしても心強い不労所得ですが、そんな不労所得はどのようにして作ればいいのでしょうか。
この記事では、憧れの不労所得の作り方について解説します。
不労所得の作り方は、
の5ステップが基本となります。
早速、各ステップの詳細を見ていきましょう。
まずは、
の3つを明確にしましょう。
マイホームの購入費用や子供の入学金など、近い将来に必要となる資金を不労所得でまかないたいのか。
あるいは、老後の備えとして不労所得を得られる体制を整えておきたいのか。
はたまた、十分な不労所得を得ることによってFIREを目指したいのか……。
それぞれの目的に応じて、選ぶべき不労所得の種類や運用期間、目標金額は自ずと決まってくることでしょう。
どんな方法で、どのくらいの期間をかけて、どの程度の金額を得たいのか。
その具体的な数字をイメージすることができれば、次のステップに進みます。
目的・運用期間・目標金額が明確になったら、それを叶えうる不労所得の種類を選びます。
不労所得にはさまざまな種類がありますが、一般的なものは以下の9種類です。
それぞれの内容や特徴は後述します。
選んだ不労所得に応じて、必要資金は大きく異なります。
不動産投資をはじめとする「投資」系はある程度まとまった資金が必要になることが一般的ですが、書籍の出版や動画配信、フリマ出品などは初期費用を必要としないケースも珍しくありません。
ただし、その場合は販売・配信する書籍や動画、物品などを準備する必要があります。
「投資」系でも、選ぶ方法や規模によって必要資金はさまざまです。
巨額の自己資金が求められるイメージが強い「不動産投資」も、
のように、選ぶ方法によっては一万円程度の少額から始められるものもあれば、億を超える資金が求められるものもあります。
闇雲に資金を貯めるのではなく、必要分+ある程度の余裕を持たせた額を目標金額とし、その達成に向けて行動すれば、不労所得獲得までの道のりがよりスムーズになりますよ。
「不労所得」と聞くと「一切働かなくても受け取ることができる、夢のような所得」と勘違いしがちですが、不労所得を得るためにはさまざまな下準備が必要となります。
対象の不労所得に関する知識を蓄えることも、極めて重要な下準備のひとつです。
前述した「必要資金を確保する」と並行して知識を蓄えることが望ましいでしょう。
何も知識を得ないまま運用を始めてしまうと、的はずれな投資を続けて元本割れに陥ってしまうかもしれません。
ブログや動画の視聴数も伸びず、写真や商品はいつまで経っても売れないかもしれません。
そうした事態を避け、効率的に不労所得を得るためにも、それぞれをどのように運用すればいいかの知識を得ることが重要となります。
不労所得によっては勉強用の書籍やセミナーなどもあるため、そうした機会を活用することもおすすめです。
十分な資金が貯まり、知識も蓄えて準備万端となれば、いよいよ運用開始です。
時期や条件を見極めながら、最大限の収益が見込める運用を行っていきましょう!
続いて、人気の不労所得の内容をご紹介します。
ご紹介する不労所得は以下の9つです。
不動産を保有し、人に貸し出すことによって得るインカムゲイン(家賃収入)を不労所得とする方法です。
他の投資方法に比べて日々発生する業務が少ないことに加え、「ミドルリスク・ミドルリターン」というバランス性も相まって、サラリーマンの副業としても人気の不動産投資。
分譲マンションや戸建てを取得して行う「現物不動産投資」以外にも、J-REITや不動産クラウドファンディングなどさまざまな形の投資方法があり、選ぶ方法によって少額からスタートすることも可能です。
株式や仮想通貨などの資産を「安く買って、高く売る」ことで得たキャピタルゲインを不労所得とする方法です。
短期間で大きなリターンを得ることが期待できますが、突然の暴落リスクや日々の値動きチェックが必要といったデメリットもあります。
投資信託やクラウドファンディングに出資し、その出資額に応じて得られる配当金を不労所得とする方法です。
配当金を得るまでには一定のタイムラグがありますが、運用をプロに任せることができるため、少ない手間や知識でも挑戦しやすいという特徴があります。
まとまった金額を預金することによって得られる金利を不労所得とする方法です。
日本国内の金融機関では長らく低金利状態が続いているため、金利の高い海外の金融機関に預金する「外貨預金」が人気です。
ただし、為替レートの変動によって為替差損が生じる可能性には注意が必要です。
貯蓄型保険に加入し、その満期金を不労所得とする方法です。
受け取ることができる金額や時期が明確に決まっている商品も多く、予定を組みやすいという特徴があります。
本(電子書籍含む)を出版し、その販売実績に応じた印税収入を不労所得とする方法です。
近年では一般人の体験談などがSNSで人気を集め、書籍の出版に至るケースも多く見られます。
運用するサイトやブログ、アップロードした動画などを視聴してもらうことで得る広告収入を不労所得とする方法です。
YouTuberやnoteクリエイターなどもここに含まれます。
写真やイラストを販売サイトにアップロードし、その販売額を不労所得とする方法です。
手持ちの商品をオークションやフリマに出品し、その販売額を不労所得とする方法です。
きっと誰もが一度は憧れたことがある「不労所得」。
ご自身にあった不労所得の作り方はイメージできましたでしょうか?
その種類や特徴はさまざまですが、「まとまった額の収入を得たい!」という方には、長期にわたって安定的な収入を得ることができ、節税対策にもなる「不動産投資」がおすすめです。