近年注目を集めている「オンライン内見」。
賃貸物件の検討時によく活用されるものですが、実は、投資用不動産を検討する際にも大変役立つ仕組みなんです。
この記事では、そんなオンライン内見を120%活用するためのポイントをご紹介します。
オンライン内見とは、ビデオ通話などを利用して物件の内見を行うことです。
現地(物件)に赴くのは不動産担当者だけで、内見希望者は自宅にいながら物件内をチェックすることができます。
以前からオンライン内見に対応していた不動産会社も一部ありましたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって急速に認知と需要が広まり、多くの不動産会社で導入されることとなりました。
オンライン内見のメリットはさまざまありますが、
などの点が便利だという声が多く聞かれます。
その一方で、ネット上では「オンライン内見だと物件の良し悪しが分かりづらい」といったデメリットも噂されています。
果たして、本当にそうなのでしょうか?
オンライン内見へのネガティブな意見として、
などがよく挙げられています。
最後の一点については個人ではどうしようもできませんが、それ以外のデメリットについては、実は注意点を抑えておくだけでクリアすることができるんです。
便利なオンライン内見をフル活用するためにも、次の段落で注意点をチェックしておきましょう。
オンライン内見で失敗しないためには、以下のポイントを抑えておくことが重要です。
それぞれについて見ていきましょう。
実際の内見であれば、物件内部を自由にくまなくチェックすることが可能です。
あちらこちらへと見て回るさなかに気付くことがあり、チェック漏れを防ぐこともできるでしょう。
一方、オンライン内見では不動産担当者の案内に沿って内見を進めていくこととなります。
自由に視野を変えることができないカメラの映像だけでは、気になる点を見逃してしまう恐れもあります。
そうした失敗を避けるためにも、チェックしたいポイントは事前に紙に書き出し、オンライン内見の際には手元に置いておくようにしましょう。
内見時の主なチェックポイントとしては、
などが挙げられます。
今ある家具をそのまま使いたい、すでに買いたい家電を決めてあるなどの場合は、それらのサイズを正しく把握しておくことも重要です。
室内を直接目で見るのと、カメラのレンズ越しに見るのとでは、広さや大きさの認識にズレが生じることも考えられます。
レンズ越しの映像をもとに目測で判断した結果、お気に入りの家具や家電を置けなかった……などの失敗を招かないよう、予定している置き場所と家具家電のサイズをきちんと計測することをおすすめします。
事前にチェックポイントをまとめておいたとしても、内見を進めるうちに気になることが出てくることもあるでしょう。
そんなときに「話を遮ったら申し訳ないから」「手間をかけさせてしまうから」などの遠慮は無用です。
後日再度確認、となったほうが不動産担当者にとっても手間になりますので、気になることがあればその場で漏れなく質問するようにしましょう。
日当たりや風通し、周辺の騒音といった生活環境は、現地に足を運ばないとなかなか感じることができません。
加えて、通常の内見であれば物件の周辺を歩き回ることもできますが、オンライン内見の場合はなかなか自由が利かず、周辺環境の良し悪しを判断しづらいことがあります。
そのため、周辺環境についても不動産担当者に忘れず質問することが重要です。
物件から駅まで実際に歩いてもらう、というのは難しいでしょうから、徒歩での所要時間はもちろん、歩道や街灯の有無や人通りの多さ、道中にあるスーパーや飲食店についての様子を聞けるといいですね。
オンライン内見をスムーズに進めるためには、安定した通信環境が欠かせません。
せっかくの時間を有効活用できるよう、
などで備えておくと安心です。
投資用物件を選ぶ場合、居住地から遠く離れた遠方の物件が検討対象となることも多いもの。
そうした際に、現地に足を運ばずにすむオンライン内見は非常に有効な手段となります。
後悔しない物件選びのためにも、ぜひ、オンライン内見を最大限ご活用ください。