投資少額不動産投資の主な4種類をご紹介
2021年6月4日 金曜日不動産投資と聞くと、膨大な自己資金や融資が必要になるイメージを持たれがちですが、決してそうとは限りません。
方法を選べば、1万円程度の少額からでも不動産投資を始めることができるんです。
この記事では、少額から始められる不動産投資の方法について解説します。
4種類それぞれの特徴を分かりやすく解説していますので、ぜひ、ご自身に合った方法を見つけてください。
不動産投資を少額で始める4つの方法
不動産投資を少額で始めるための方法は、主に以下の4つです。
- 不動産クラウドファウンディング
- REIT(不動産投資信託)
- 不動産小口化商品
- 現物不動産投資
それぞれの特徴を見ていきましょう。
不動産クラウドファウンディング|1万円~
もっとも気軽な不動産投資は、1万円という少額から始められる「不動産クラウドファウンディング」です。
不動産クラウドファウンディングを提供しているサイトに投資家登録(会員登録)し、気に入った投資案件を選んで投資します。
運用自体はファンドが行い、運用によって生じた収益を投資家に分配するという仕組みです。
メリット
- 少額から始められる
- 自分で不動産投資運用を行う必要がない
- 複数のファンド・案件の中から投資案件を選ぶことができる
- 運用期間が短く(1~5年程度)、短期かつ気軽に行うことができる
デメリット
- 収益悪化やファンドの破綻により元本割れするリスクがある
- 運用期間中は引き出し・換金ができない
- 自分の思うように運用をコントロールできない
REIT(不動産投資信託)|数万円~
「REIT」とは、不動産を運用対象とした投資信託です。
少額の不動産投資としてはもっとも主流の方法で、複数の投資家が資金を出し合って専門の会社が運用し、収益を分配するという点では不動産クラウドファウンディングと同じです。
REITの場合、資金を集めるのは投資法人、運用するのは外部の運用会社と役割分担がされています。
メリット
- 少額から始められる
- 自分で不動産投資運用を行う必要がない
- 上場市場で取引されるため、リアルタイムに売買できる
- マンションだけでなく、商業施設やリゾートといった多種多様な不動産が対象となる
デメリット
- 投資法人の破綻や上場廃止により元本割れするリスクがある
- 自分の思うように運用をコントロールできない
- 株式市場の影響を受けやすく、投資金額が常に変動する
不動産小口化商品|100万円程度~
ひとつの不動産に対して複数の投資家が出資し、共同所有する「不動産小口化商品」。
の3種類に分かれていますが、「任意組合型」のものが一般的によく知られています。
運営・管理は特定の管理会社が行いますが、不動産自体は投資家が共同所有するという点に特徴があります。
メリット
- 自分で不動産投資運用を行う必要がない
- インカムゲインだけでなく、不動産売却時のキャピタルゲインも見込むことができる
- 不動産を部分的に所有できるため、相続税対策としても活用できる
デメリット
- 収益悪化により元本割れするリスクがある
- 自分の思うように運用をコントロールできない
- 他の少額不動産投資に比べて最小単価が高い
- 現物不動産に比べると利回りが低くなるケースが多い(年3~4%程度)
現物不動産投資|頭金100万円程度+数万円~
不動産投資ローンをうまく活用できれば、「現物不動産投資」も数万円程度~で始めることが可能です。
これまでご紹介してきた不動産投資とは異なり、単独での不動産所有権が得られる現物不動産投資。
不動産の購入や運用、売却もすべて自分の手で行うため手間がかかりますが、その分自由度が高いという特徴もあります。
メリット
- インカムゲインだけでなく、不動産売却時のキャピタルゲインも見込むことができる
- 不動産を単独所有できるため、節税対策としても活用できる
- 不動産を単独所有できるため、老後の備えとしても活用できる
- 自由度高く不動産投資を行うことができる
デメリット
- 収益悪化により元本割れするリスクがある
- 不動産の購入・運用・売却などの手間が発生する
- 好条件で融資を受けられるかどうかで自己資金の持ち出し額が大きく変わる
- 好条件で融資を受けるためにも、100万円程度の頭金は準備しておく必要がある
まとめ
今回は、少額で始められる不動産投資の主な4種類について、その特徴やメリット・デメリットをご紹介しました。
改めて、少額不動産投資の4つの種類と、必要となる資金相場をおさらいしておきましょう。
- 不動産クラウドファウンディング|1万円~
- REIT(不動産投資信託)|数万円~
- 不動産小口化商品|100万円程度~
- 現物不動産投資|頭金100万円程度+数万円~
少額不動産投資を始めたい方にとって、この記事が役立ちましたら幸いです。