ひとくちに「投資」といっても、その手法は大きく「長期投資」と「短期投資」に分けられます。
今回の記事では、長期投資の意味やメリット、手法について解説します。
早速見ていきましょう。
長期投資とは、長期にわたって金融商品を保有し続け、継続的な収益(インカムゲイン)を得ることを主目的とした投資方法です。
どれほどの期間を「長期」とするかの明確な定義はありませんが、一般的に、3年以上金融商品を保有し続ける場合は「長期投資」とみなされます。
一方の短期投資は、短期間で売買を繰り返すことによって売買差益(キャピタルゲイン)を得ることを主目的とした投資方法です。
一般的には一年以内で収益が確定するものを「短期投資」としていますが、デイトレーダーのように、一日単位や一分一秒単位で細かく売買を繰り返すものもあります。
長期投資と短期投資。
もちろんそれぞれにメリットがありますが、とりわけサラリーマンには「長期投資」が向いていると言われています。
その理由は、大きく以下の3つです。
それぞれについて深堀りしていきましょう。
短期投資で収益を得ようとすると、日々の値動きを細かくチェックし、最適なタイミングで売買を行わなければなりません。
日中は会社勤めで忙しいサラリーマンにとって、そうした時間の捻出は極めて困難です。
一方、長期投資は腰を据えた投資方法なので、数日単位や一分一秒単位の値動きに振り回されることがありません。
そのため、忙しいサラリーマンでも取り組みやすいのです。
複利とは、運用によって得た収益を投資元本に加え、次の投資に回すという運用方法のことです。
利益が増えれば増えるほど投資元本が増え、さらに大きな利益を生み出すことができるようになります。
複利は、5年10年の長期間にわたって投資を続けることで、より効果を高めることができます。
そのため、長期投資は複利効果を高めやすく、効率的に資産を増やすことができるのです。
投資には損失リスクがつきものですが、長期投資の場合、資産分散によるリスクコントロールが短期投資よりもしやすいというメリットがあります。
資産分散の仕方としては、
の3種類が主なものとして挙げられます。
長期投資には「不動産投資」や「株式投資」、「投資信託」などがありますが、とりわけおすすめなのが不動産投資です。
その理由は、主に以下の3つです。
株式投資の場合、投資先企業の業績によって株価が数倍に跳ね上がったり、目も当てられないほど大幅に下落したりします。
一方、「不動産投資の投資先=物件」の場合は、数日単位での大幅な価格変動に巻き込まれる恐れはまずありません。
もちろん、物件価格も変動はしますが、それはあくまで年単位という長期スパンでの話。
物件価格の変動要因(再開発の計画など)も事前に把握しやすいため、不測の価格変動に振り回されるリスクが少なく済みます。
不動産投資の場合、物件や入居者の管理、清掃などを管理会社に一任することができます。
管理会社への委託費用はかかりますが、忙しいサラリーマンにとって、手間がほとんどかからないというのは大きなメリットになります。
管理会社に委託する場合、基本的には、毎年の確定申告をこなすだけで不労所得を得られるようになりますよ。
株式投資の場合、利益を確定させるためには、株式を「売る」必要があります。
不動産投資の場合、入居者が入ってさえいれば毎月決まった額の利益(家賃)が入ってきますので、利益を確定するために「物件という現物資産」を切り売りする必要がありません。
物件購入用の不動産投資ローンを完済すれば、物件は正式にあなたのものになります。
引き続き投資用物件として運用するもよし。
あなた自身の入居先として利用するもよし。
売却してキャピタルゲインを得るのもよし。
資産を切り売りすることなく利益を得ることができ、現物資産を手に入れられる不動産投資だからこそ、幅広い選択肢を持つことができるのです。
時間のないサラリーマンでも取り組みやすく、さまざまなメリットを得られる長期投資。
とりわけ魅力の大きい不動産投資をご活用いただき、ぜひ、将来の安定した資産形成にお役立てください。