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老後資金のシミュレーションは必要?計算方法は?おすすめツールもご紹介

2023年12月15日 金曜日

老後の生活を大きく左右する「老後資金」。
収支やライフプランを元にした「シミュレーション」を行えばその目安金額を把握することができますが、実際に老後資金シミュレーションをしたことがある人はそう多くないのではないでしょうか。

この記事では、

  • 老後資金シミュレーションの必要性
  • 老後資金シミュレーションで必要となる主な項目
  • 老後資金シミュレーションができるおすすめサイト

をご紹介しています。

ご自身の老後資金がいくら必要かご興味のある方は、ぜひこの記事をご活用ください。

老後資金のシミュレーションは必要か

「老後2,000万円問題」がたびたび話題になっていますが、実のところ、老後資金がいくら必要になるかは各世帯の実情によって大きく異なります。
2,000万円よりはるかに少ない額で済む世帯もいれば、2,000万円ではとても足りないという世帯もいらっしゃることでしょう。

そうした実態を知り、老後に向けた備えや心構えを済ませておくためにも、老後資金のシミュレーションはぜひ行っておくべきです。

また、老後資金のシミュレーションは「一度行って終わり」というわけではありません。
シミュレーションを作成するにあたっては、世帯年収や保有資産、マイホームや車の所有状況など、さまざまな要素が絡んできます。
こうした要素が少し変動するだけでもシミュレーション結果が大幅に変わる可能性があるため、生活スタイルに大きな変化があった時はもちろん、ない場合でも定期的にシミュレーションをし直し、今のままで安心かどうかを確認しておくことをおすすめします。

老後資金シミュレーションで必要となる主な項目

老後資金のシミュレーションは、おおよそ以下の項目を元にして計算されます。

  • 本人および配偶者の情報

・本人・配偶者の年齢
・本人・配偶者の職業
・本人・配偶者の手取り年収
・本人・配偶者の定年年齢
・本人・配偶者の見込み退職金額
・本人・配偶者の見込み年金額

  • 貯蓄状況

・現在の貯蓄額

  • 支出状況

・現在の生活費
・今後予測される一時的な支出

  • 世帯構成および進学状況

・子供の有無・年齢・人数
・子供の通う学校の公立/私立

  • 高額資産の状況

・住まい(持ち家/賃貸)
・住宅ローンの返済額・期間
・マイカーの有無

  • 生活スタイル

・現在の生活スタイル(海外旅行の頻度やペット飼育の有無など)
・老後の希望する生活スタイル

もちろん、どこまで精密なシミュレーションを作成するかによって項目は増減します。
シンプルなものだと、年齢や世帯年収、見込み退職金額、生活費などだけでシミュレーションできるものもあります。

初回シミュレーション時や、生活スタイルが大きく変わった時は精密なシミュレーションを行い、それ以外の定期確認にはシンプルなシミュレーションを行う、といったように使い分けすれば、負担を軽減しつつシミュレーションの精度を保つことができますよ。

老後資金シミュレーションのおすすめツール

前述したとおり、老後資金のシミュレーションはさまざまな要素をもとに計算するため、素人が一から計算することは困難です。

ネット上には老後資金をシミュレーションしてくれるサイトが数多く存在しますので、シミュレーション時にはそれらを活用することをおすすめします。
シミュレーションサイトごとの特徴も一緒にご紹介しますので、ぜひ、ご自身の目的にあったサイトを見つけてくださいね。

シンプルが一番!JAバンク「老後資金シミュレーション」

引用:https://www.jabank.org/money/rougo.html

「老後資金のシミュレーションがしたいけど、詳しく作成している時間がない」
「シミュレーションを作成しようと思ったけど、必要項目が多すぎて断念してしまった」

そういう方におすすめなのが、JAバンクの「老後資金シミュレーション」です。

JAバンクの「老後資金シミュレーション」の必要項目はわずか10個。
しかも、年金額の簡易試算や生活費の全国平均といったお役立ちサイトへのリンクも設置されている親切設計なので、少ない手間で老後資金シミュレーションを作成することが可能です。

シンプルで使いやすいシミュレーションサイトなので、定期的な確認用に活用するのもおすすめです。

操作性抜群!りそな銀行「ライフプランシミュレーション」

引用:https://www.resonabank.co.jp/kojin/lifeplan/question.html

詳細な老後資金シミュレーションを作成するなら、りそな銀行の「ライフプランシミュレーション」がおすすめ。
入力項目はJAバンクのシミュレーションよりも多いですが、抜群の操作性と親しみやすいイラストのおかげでほとんど苦に感じません。

一般的な数値があらかじめ入力されているのも大きなポイント。
正確なシミュレーション作成のためには正確な数値を入れることが重要ですが、どうしても分からない場合には入力済みの参考値を活かすことも可能です。

保存していつでも見直し!「自分でつくれるエクセル・ライフプラン表」

引用:https://www.excelcf.net/1/

「作成したシミュレーションをデータとして手元に残しておきたい」
「一度作成したシミュレーションを元に、定期的にブラッシュアップしていきたい」

そんな方には、無料でダウンロードできる「自分でつくれるエクセル・ライフプラン表」が最適です。
先にご紹介したシミュレーションツールはあくまでサイト上のものですが、こちらはエクセルデータとして手元に残しておくことができるため、定期的な見直しやブラッシュアップの際に大変便利です。

入力項目は多めですが、コツコツと保存しながら作成することができますので、隙間時間に少しずつ作り上げていくことができます。
サイト上ではライフプランの作り方の解説動画も公開されていますので、まずは一度動画を見てみてはいかがでしょうか。

まとめ

あなたに合った老後資金シミュレーションサイトは見つかりましたでしょうか?
シミュレーションによって老後資金の目安を把握しておけば、今の資産状況で足りるかどうかが分かり、今後に打つべき手が見えてくるはずですよ。

もし、シミュレーションの結果「老後資金に不安がある」と感じた方は、不動産投資で収入を増やすことを検討してみてはいかがでしょうか。
不動産投資は、少ない手間や自己資金でも始めることができ、忙しいサラリーマンや主婦の方でも取り組みやすい資産運用として人気の投資方法です。

不動産投資を活用し、ぜひ、安心した老後を実現しましょう。