不動産投資を行ううえで「将来的な資産価値」は大いに頭を悩ませる問題です。
「もし将来的に資産価値が下落したら…」
「いざ売りたいとなった時、資産価値が想像以上に下がっていたら…」
そう考えると、もはやどんな不動産を選べばいいのかさえ分からなくなりますよね。
そんな心配が少ないエリアが「山手線内側エリア」です。
山手線内側エリアは、今後も長きにわたって不動産の資産価値が落ちない鉄板エリアと言われており、多くの不動産投資家から注目を集めているエリアなんです。
なぜ、山手線内側の不動産は資産価値が落ちないのでしょうか。
この記事では、その理由を分かりやすく解説していきます。
山手線内側の不動産の資産価値が高い・今後も落ちないとされる理由は、主に以下の3つです。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
「都心」の線引きに明確なものはなく、
など、さまざまな「都心」説が叫ばれています。
これらの「都心」説が決着を見るのはこの先もなかなかないと考えられますが、投資用不動産の購入を考える際、とりわけ東京という都市をよく知らない投資家が購入を検討するにあたって、「都心」か否かは大きな判断材料となります。
その際、明確にイメージがつけやすく、かつ実態に沿った「山手線の内側=都心」であるという説が有利に働き、不動産の資産価値を向上させているのです。
山手線内側の面積は、おおよそ63~65平方km。
これは、東京23区におけるおよそ10%。
東京全域で見ると、わずか3%程度の面積しかありません。
東京全域のわずか3%という「希少性」は、資産価値の永続性という観点から非常に重要とされています。
資産価値に大きく影響する「立地」が、
などの外的要因で変化する可能性をはらんでいるのに対し、「希少性」はずっと変化することがないためです。
この先何があっても「山手線内側の不動産」という希少性自体は変わらないため、その分、不動産の資産価値も高く保ち続けることができるというわけです。
山手線内側およびその周辺には、東京の主要なビジネス街や、エンターテイメントの拠点が多く集まっています。
これに加え、東京オリンピックの開催に伴う整備や再開発も進んでおり、東京都心としての都市機能はより高まりつつあります。
今後予定されている再開発の一部を見ても、
など、100年に一度の規模とされるものや、街ひとつが増える規模のものなど、かなりの規模感での再開発が予定・実施されています。
すでにビジネス・エンターテイメントの拠点として確固たる地位を築いている山手線内側エリアですが、その地位は今後も盤石と見て間違いないでしょう。
これらの理由から、山手線内側エリアの不動産の資産価値は非常に高く、この先10年20年が経過しても落ちないことが予測されます。
それどころか、今後さらに資産価値が高まるエリアもあるでしょう。
日本全体の人口減少は避けられない問題であり、新築不動産より中古不動産の需要が高まる傾向は今後も続くことが予測されます。
今のうちに山手線内側エリアの不動産を手に入れ、安定した老後に備えることがベストです。
とはいえ、資産価値が高い分、山手線内側エリアは不動産価格も非常に高いことが特徴。
資産価値を考えるあまり無理をしてしまうのは本末転倒なので、現状に合った資金計画を立て、不動産投資に臨むようにしましょう。